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頑張り屋さん

大教の坂、先輩の原付抜かすときめちゃ気まずい。

どうもこんにちは、釜崎佑哉です。

4回生になってなお一発芸はさせられるし、集合の「小さくなろう。」は未だに自分の名台詞。下の回生がなかなか育ちません。このままでいいのか、おーたゆーき(カゴ付き)。


いつもふざけてばかりでみんなの前で真面目な話をするのは柄でもないし、恥ずかしいのでここで書かせていただきます。拙い文章ですが、最後まで読んでくれると嬉しいです。



ざっとサッカー人生の振り返りから、


小学生1年生、父の勧めにより地域のサッカークラブに入団する。小学生の頃は目立った成績は残せなかった。週3日である練習は楽しかったし、毎週土日は試合でサッカー漬けの日々を送った。今じゃチームメイトの一人はラッパーになり、消防士、妻子持ちの奴だっている。みんなそれぞれ夢に向かって頑張っていて、すごく憧れる。



中学生になりそのまま同じチームのジュニアユースチームに上がった。チームメイトは30人近くに増え、県大会では優勝することができた。ここでもサッカーは楽しかった。朝早くから県外まで試合に行き、夜遅く帰ってくる。一応の受験で入った中学校での勉強は遅れていたけど、サッカーでは誰にも負けないと思っていた。もうちょい勉強頑張っとけよ中学時代の俺。高校でも苦労したぞ。



高校時代、初めて部活というものを経験した。めちゃくちゃ楽しかった。走りのトレーニングではαコースとか言って、神社を抜けて近道してたし(豊嶋考案)、修学旅行で早朝スカイツリーの周りを走ったし、GACKTのせいで途中でバス降ろされて、試合会場まで走った。グランドは土で、戦術的なことはあんまり学んでないけど、みんなでするサッカーは楽しかった。進学校ながら私学に勝つのはめちゃくちゃ気持ちよかった。先輩、後輩という関係も学んだし、帰属意識というものを学んだ。部活というものを感じた。




そして大学に至る。もちろん、今まで目立った成績は残してないし、強豪校出身というわけでもないので大学では一番下のカテゴリーでスタート。




そして迎えたIリーグ初戦、自分は荷物番をしていた。



試合がギリギリ見える位置で大生が試合に出ているのを見ていた。選考に不満は無く、完全に大学サッカーに置いて行かれた感だけが残った。


サッカーは楽しくなかったし、部活は楽しくなかった。どうせ荷物番か残って練習の週末のために週6日サッカーに費やすのはバカらしく思っていた。


残り2試合を残し、フォーメーションが変わり、先発の出番が回ってきた。やっと試合に出れる喜びと足を引っ張るのではないかと不安の両方が入り混じるなかの出場だった。


ゴールを決めた。


未だにみんなに引っ張られるくらいのロングシュートを決めた。人生で一番嬉しかった。次の週からAチームに呼んでもらえた。

Aチームの練習にはついて行けるはずもなく、吐きそうなくらいきつかったけど、充実していた。



1回生の終わり、天皇杯予選初戦でトップチーム初スタメンに抜擢された。周りチームメイト、相手のメンバーは強豪校出身ばかり。メンバー表の「長崎北」がういてた。


ゴールを決めた。


人生で忘れることないゴールを決めた。先輩達は駆け寄ってくれてめちゃくちゃ喜んでくれた。大学サッカーを初めて見に来てくれた母に見せることができた。次の体大戦ではプロ内定選手にボロカスにいかれた。


2回の後期から安定してトップチームで出場することができた。怪我とか教育実習で抜けることもあったけど、そこそこ試合に出ることができた。

ビルドアップはできないし、左足はトイザらスに売ってるレベルのおもちゃだけど自分の長所で勝負することができた。



そして、今キャプテンマークを巻き試合に出場している。かなとみたいに安定したプレーで、しんたろうみたいに信頼で、だいちみたいにゴールでチームを引っ張ることができない。全力でプレーするしかない毎日だ。



サッカーを辞めたいと思う瞬間はたくさんあったが、それでも続けた。そのおかげで友達もできたし、趣味もできたし、人生刺激的に過ごせた。人生5分の1しかすぎてないけど、今後もサッカーのお陰で楽しく過ごせると思う。まじでサッカー様ありがとうございます。



サッカーで学んだこと、それは「頑張る」ということ。



今までサッカーで頑張らなかったことは一度もない。練習に行きたくないこともあったし、やる気がない日もあったけど、とりあえず頑張った。逆に頑張ること以外選択肢は無かった。

そんな当たり前やん。と思われるけど、この当たり前のことが出来ていない人は以外といる。



推薦入試で入ってきた人


何でBチームで、ベンチで普通にいるのかが分からない。サッカーに集中出来ない色々理由あるかもしれないけど、もっとチームを引っ張って欲しい。リーダーシップとか声を出すことだけがチームを引っ張ることではない。チームの核を担っていることを忘れないで欲しい。正直、技術の高さには憧れる。自分にないもの全部持ってる。だからこそ勿体無い。耳が痛い話かもしれないけど、頑張れ。期待しかしてない。



試合に出たいと思っている人


ほんとに本気で頑張っているか?ポジションでライン出て、すぐアピールする。紅白戦でファウルかどうかを言い合う。そんなことしている暇はないはず。あと、試合中に罵ること嫌い。そんなことしてチームがいい雰囲気なると思う?「ちっ、何してんねんボケ」じゃなくて、「次、切り替えろ!」の方がお互いにいいでしょ。イライラしてもプレー悪くなるだけ。

本気で試合出たいと思っているなら、もっとやらないと。この前なんて自主練残ってたの引退間近の俺、ひろと、かなとだけ。ジム行きました、整骨院行きました、とかあるかもしれないけど、やっぱりグランドでボール蹴った分だけ上手くなると思う。メンバー選考も幹部が関わってるんやからアピールとしても大事。


いいクロス上がったとしても、たまたまと思われるかも。けど、クロスの自主練してる姿見せとけば、自主練頑張ってるもんなと思われる。まじ単純。けどこれを気付いてる人少ない。試合出たいなんてみんな口だけ。もっと頑張れ。



辛口評論家。セルジオ釜崎ここまで。



「努力は必ず報われる。」


この言葉はあまり好きではない。この言葉通りなら、おれは今ごろ宇宙飛行士だし、小川(親友)は2年間も足踏みしてないはず。あいつめちゃくちゃ勉強してたもん。努力しても無理なことだってある。


けど、



「いっぱい努力した分だけ頑張った分だけ、報われたらその分だけ嬉しい。」



これは絶対に言える。

Iリーグベンチ外からスタートした大学サッカー人生。スタメンで出て、キャプテンマークを巻いて勝利することは死ぬほど嬉しい。この経験が自分にしかできないことが悔しいくらい、嬉しさをお楚々分けしたいぐらい嬉しい。あの時努力し続けてよかった、頑張り屋さんでよかったと思える。



努力し続けることは簡単じゃないけど、とりあえず頑張れ。全てが人生の刺激だと思って頑張れ。欲張らなくていいから、自分のできることを頑張れ。評価されなくても頑張れ。めちゃくちゃに頑張れ。チームで一番の頑張り屋さんであれ。その先の嬉しさの為に。自分への戒めを含めて言っておく。


俺が言いたいことはこんなもんです。



後輩へ


11月3日9:30練習に4時間寝坊する後輩。「ゆうやくんと最後一緒に試合出たいから怪我頑張って治します。」て言ってくれるいい後輩(たか)。「オッケーす」しか言えない後輩。いろんな奴いたけど、全員が最高の後輩。日程決めてくれたら、飯連れていく。



同期へ


プライベートはバラバラやけどみんなサッカーに対して熱い。とても居心地良かった。やっぱり同期と出る試合が楽しいし、部室のあの空間が大好き。手拍子して、何でもさせるのは封印したい。みんな結婚式呼べよ。



家族へ


ここまでサッカーさせてくれてありがとう。大阪だろうが広島だろうが東京だろうが試合見に来てくれて、ありがとう。頑張って親孝行します。一旦ありがとう。




もうサッカーを全力ですることはない。けど、まだ色々頑張り続けます。頑張り屋さんであり続けます。

見といてください。




最終回は我らがキャップ犬飼


文弱な彼は箇条書き、全部ひらがなの可能性も捨てきれません。


揺るぐことのない彼の存在。

チームには絶大な安心感を。

サッカー選手としての姿勢は全員の指針に。

そんな彼が想いをどう言葉で残すのか。

乞うご期待!



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