大阪教育大学男子サッカー部主務の小坂研登です。
4年生GKの小坂研登です、と自己紹介するか迷いましたが、せっかく役職があるんやし使っときます。使えるもんは使ったとこ。
趣味は筋トレとお酒を飲むこと、苦手なことは周知の通り貯金です。気づいたら無くなってます。
ああ、もう引退か。
そんなことを思いながら、部活と卒論とバイトに明け暮れる日々を過ごしています。
ブログ担当者から3週間ほど前に提出日を伝えられていたのに、何を書こうか迷ったりして締め切り当日まで書かなかった自分を殴りたい、そんな気持ちで書き始めています。
とはいえ、おそらく人生最後であるだろう不特定多数に自分の文章を見ていただける機会に感謝しながら、大教サッカー部での活動をサッカー編と主務編で自分らしく綴れればと思います。
[サッカー編]
「こんばんは。来シーズンから入部しようとしているんですが、新入生の練習参加はいつから開始でしょうか?」
ん〜、懐かしい。2021年3月21日18:30頃にサッカー部公式DM宛に送った。おそらく推薦組を除けばコロナ禍中でもあり、同期最速の自負はある。(違ってたらごめん)
コロナの影響もあり、本格的な練習参加ができたのは6月からだった。今思うと、その間に車校の大部分を終えられたため感謝している。
活動に参加できるようになり、慣れていくにつれ、このDMを送ったことを正直1年くらい後悔した。
まず、後悔ポイント①。
入部するとGKが計9人もいた。
高校はサッカーメインというよりも勉強メインで国立高校(自慢)に進学したため、私学?とか思いながらBチームに振り分けられた。週1回の紅白戦の出場時間は多くて10分、少なくて5分やった。
次に、後悔ポイント②。
当時チームは関西1部リーグに所属しており、入部するまでは「わんちゃん俺も出れるんちゃうん」とか思ってたけど、レベルの高さに度肝を抜かれた。
高校サッカーのハイレベルな試合は何回か見たことあるけど、大学サッカーはJリーグの下部組織組も加わって、スピード、フィジカルとかあらゆる面で衝撃だった。
最後の後悔ポイント③。
忙しすぎる。
コロナでオンデマンド授業が結構あったとはいえ、自宅から学校までが2時間弱の距離であり、平日は朝6:00に起きて1〜4.5限まで授業を受けて部活して帰るのは22:00くらい。
土日は、土曜日はBチームの試合があるからサポートで1日が終わり、日曜日はAチームの会場運営の補助員に1年生であることからよく借り出された。
でも後悔はしているけど失敗だとは思っていない。
中学・高校と満足にサッカーができず、強豪校のような上下関係や気配り、挨拶の仕方もわからないまま今4年生になっていたと思うとぞっとする。
まじで大教サッカー部を選んでよかった。
あの時厳しく指導してくれたり、監視の目を向けてくださった先輩方、ほんまにありがとうございます。
2年生になるといろいろあってGKが5人にまで減った。
これが部員数約40名あたりの適切なGK人員数だと思う。チャンスやと思った。
プレー自体も、受験時の借金であるお腹のお肉は無くなってきて、筋トレと自主練のおかげかどんどん上達してる自覚があった。
楽しかった。
6月くらいにトップチームデビューさせてもらった。
あん時は緊張したな〜、ほんまに夜もちゃんと寝れへんかったし試合前もずっとフワフワして気づいたら試合終わってもうてた。伝わるかなこの感覚。冗談抜きで受験より緊張したと思う。知らんけど
そして3.4回に上がるにつれて主力メンバーとしての自覚と責任が強くなっていったと思う。
1.2回の頃は試合に出れることが嬉しくて、試合に勝っても「俺が出たから勝てた」とか生意気に思ってた。
けど、3.4回になってからは、試合に出ずに応援に来てくれるメンバー外の部員、マネージャー、スタッフ、休日も惜しまず協力してくれる先生方、毎週見に来てくれる親父とサポートしてくれるママ、自分のサッカーに協力してくれる周りの人らとかに、「勝ったで」って報告したい、そう思って練習とか試合に取り組んだ。
めちゃ良い子ちゃんに聞こえるかもやけど根は真面目なんで割とガチ。
残りの試合も応援よろしくお願いします。
「勝った」て報告できるようやるべきことやっていこ。
[主務編]
2年の11月頃。そろそろ来シーズンの幹部が決定するという時期に副務を決める必要があった。
副務とは主務の補佐のこと。
例年、4回生が主務、3回生が副務を行い、副務を経験した人が4年になった時に主務になる。
回生ミーティングで「誰副務する?」てなった時に立候補した。なんで?て聞かれた時に「俺しかおらん」って答えた。自己肯定感高すぎるよな。
主務になって9割くらい終えた感想を言うと、この上ないくらいいろんな経験ができた。
「体育会」に所属して4年間やったことでさえ普通の人には得られへん経験やのに、主務も経験できてほんまに幸せ。
何を経験してんって、ここで書き始めたら多すぎておもんないし、気になる人は直接聞いてね。ただ後輩との距離感がわからんくなったのが心残り。1回生、もっと話しかけてね、思ったより怖くないと思います。
でも主務してて1番しんどいことだけ後輩に向けてこの場を借りて伝えとくわ。
正直1番しんどいのは遠征やと思う。共感してくれるよな、来須くん(昨年度主務)?
いつもとは違う場所、いつもとは違う施設の上に宿泊込のイレギュラーだらけや。
主務自身もいろんな準備とか可能性を考えて対策して遠征に臨む。
やからこそ、指示は1回でできるだけ聞いて欲しいし、聞いてないやつには共有して欲しい。
50人規模を1人でまとめるのは難しい上に、初めての経験なんやから上回生中心に協力してあげてね。
みっちゃん1年間頑張れ!!
こんな感じで4年間の選手としての小坂と主務としての小坂をだらだら綴ったけど、最後にタイトルにもしてる「時間は有限」て言葉について触れてくわ。
なんとなく聞いたことある人もいるやろけど、あのアップルでお馴染みのスティーブ・ジョブズが2005年スタンフォード大学の卒業式で行われたスピーチの一節らしい。
この言葉には続きがあるって知ってた?
Your time is limited, so don’t waste it living someone else’s life.
あなたの時間は限られている。だから他人の人生を生きたりして無駄に過ごしてはいけない。
「時間は有限」という言葉だけ聞くと、「だから優先順位をつけて早く何か成し遂げなきゃ!」とも捉えられるんやけど、続いてる「他人の人生を生きたりして無駄に過ごしてはいけない。」が割と俺に刺さってる。
俺なりに噛み砕くと、この言葉は「漠然と周囲の忠告になんとなく従って生きてはいけない。自分の時間は限られている」と捉えてる。
これは今後の自分の人生においても、後輩たちにおいても大事な気がするから紹介した。
「なんとなく周りが就活してるから就活する。」
「教育大学やしなんとなく教員してみる」
「同回生は今日自主練してないからなんとなく俺もしなくていい」
「先輩が〜て言ってたから怒られるのだるいしなんとなく従っとく」
「先生らがアドバイスしてくれたことをなんとなく今は聞いとこ」
「選挙に皆行ってないしなんとなく行かんとこ」
こんなことを聞いたり、正直自分も思った時期もあった。
しかし、後輩には、大学生という人生の分岐点に立っている自覚を持ち、「なんとなく」で行動しないで欲しい。
教員を目指すならなぜ目指すのか。
就活をするならなぜ就活をするのか。
進学をするならなぜ進学をしたいのか。
先生やコーチはなぜここでこのアドバイスをしたのか。
自分が考えていることを2つ3つと掘り下げてみて欲しい。
そうすると、思った以上に漠然としていた選択が自分自身だけのものとなってきて、自身の時間を浪費することは限りなく減らせると信じている。
まずは残りのリーグ戦を勝利で終わろう。
なんとなく練習に取り組むんじゃなくて、なぜその練習を今しているのか考えよう。時間を無駄にするな。
大教大サッカー部ならできる。一緒にやり遂げよう!!
家族へ。
ありがとう。感謝はこれから伝えていきます。
晩酌しましょう。
同回生へ。4年間ありがとう。
主務してるときイライラしてても、優しく見守ったり助けてくれてありがとう。
助かりました。この学年で良かったです。
回生飯楽しみにしてます。
最後になりましたが、多大なるご支援をいただきました、松原先生、井上先生、OB・OG会、保護者の皆様、先輩方、本当にありがとうございました。
これからも大阪教育大学サッカー部を何卒よろしくお願いいたします。
小坂研登
続いては、「大教の潤滑油」という異名を持つ彼が語る最後の引退ブログとは、、!
乞うご期待!!
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