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“なんとなく”が紡いだ物語

みなさんこんにちは。4回生引退ブログ、略して引ブロのトップバッターを務めることになりました。自然科学コース4回生の柳原拓美です。


ついにこの時期が来ました。


順番決めのあみだくじが行われて、無難に5番目とか来いって思っていたらまさかの「1」。まあプレッシャーもないし、みんなのハードル上げたります。


実はこう思ってましたとか色々書いていくんで、最後まで読んでね。




と、本編の前にご報告です。


来年度から横浜国立大学大学院に進学することになりました。


なんと建築系です。


教育はどこ行ってんって感じやけど。


元々は教師になろうかなと漠然に思って大学に入りました。中学生の時から教師になろうと思い始めて、この前までほんとになる気でいました。


でも、将来のことを真剣に考える中で、3回生の秋ぐらいにほんとにこのまま先生になってもいいんかなと考えるようになりました。



→先生ならんと1回社会に出るのもありじゃね?


→それやったら都市関係のことしたいなあ


→建築とか都市の勉強した方がいいか


→大学院行こ



って感じで決めました。


いざ振り返ると、動機としては大したことないわりにギャンブルちっくな挑戦でしたが、よく頑張ったなって自分でも思います。


人生初の一人暮らし&部活のない生活にわくわくしながらも、馴染めるのかかなり不安です。


馴染めないだろと思っているそこのあなた(同期)。関東に遊びに来る人は是非声かけてください。喜んで会いに行きます。


大学院に興味がある人は聞いてね。学歴ロンダ応援してます。




そろそろ本題に入ります。



「なんとなく」



これが大学でサッカーを続けた理由だった。


特にサッカーを続ける理由はないけれど、辞める理由もないし、なんとなく入部した。


入ってすぐ、少し後悔した。大教のレベルをちゃんと理解していなかった。


全員上手くて、ついていける気がしなかった。怪我も多く、同期にも馴染めていないなーと感じていて、正直しんどかった。


試合にも全然出れなくて、後期最終節のモチベーションビデオを作るときに自分のユニフォーム姿を探したけど、一枚も無かったから試合のサポート中の写真を選んだ。




2年目はアイリーグに結構出させてもらって、先輩の背中を見て、学ぶ日々だった。


アイリーグで関西福祉大学に勝った時、本当にうれしかった。


でもこのときは、この勝利が自分が出場したアイリーグで最初で最後のものになるなんて思いもしていなかった。




3年目もアイリーグに出場し、指示を受けるだけでなくて、自分で考え、発信するようになった。


Aチームに入る予感はないものの、着実に入部当初よりうまくなっている実感があった。




そして、勝負の4年目。


入りは良かった。


序列はなかなか覆せていない中、迎えた天皇杯初戦大阪大谷戦。

初めてのトップチームスタメン、初ゴールを決めることができた。

「このまま、リーグ戦にも絡んでやる」本気でそう思ってた。




開幕3日前 4/3


怪我をした。


どうしてこううまくいかないんだろう。


そのまま1か月が過ぎ、完全に治っていないまま、焦りから復帰し、案の定再発した。


そのまま教育実習が始まり、完全に復帰したのは6月末。


そのころには前期リーグ戦がほとんど終わっていた。


元々、動ける状態でもメンバーに関われるかどうかの状況だったのに、復帰後なかなかうまくプレーすることができなくて、さらに大学院入試のプレッシャーにも圧され、AとBの間ではなく、完全にBになってしまった。


その間にも、新しく入った1回生や去年まで一緒にプレーしていた人がチャンスをものにしていく様子を見ていて、すごく情けなく、しんどかった。


「もっと頑張れよ!」と心では唱えていても、体がついてこない。


でも、自分は大して努力をしてこなかったからこそ、今の現状を受けいれてしまっていた。


部活の2時間は確かに頑張るが、そのほかの時間でサッカーを勉強したり、筋トレしたり、自主トレをしたりしてこなかった。


パーソナルトレーニングをしているやつ、毎日ジムに通っているやつ、高校まで強豪でやっていたやつがたくさんいる環境で、自分がそいつらを差し置いて上に行けるわけもなかった。




引退までもう一か月を切った中、未だにBチーム。


後期リーグは2回だけベンチ入りしたが、出場は無し。


ベンチ入りしたのも教育実習や怪我で人がいなかったから。


決して自分でつかみ取ったものではない。


もう引退まで時間もない中、どう自分のサッカー人生を締めくくるのか。


プレーで引っ張ることはできないかもしれないが、いいプレーをした人には「ナイスプレー!」と声をかけ、ミスをしてしまった人には「切り替えろ!次や!」とミスを引きずらないで自信をもってプレーできるようにする。


そして、チーム全体が文句を言い合うのではなくで、励まし合える雰囲気を作ることが自分にできることかなって思う。


他人のせいにしているだけじゃ成長できないし、他人のミスに対しても、自分がどうしていたらミスを防げたのかを考えることで、人よりもたくさんの成長の機会を得ることができる。


くさいかもだけど、お互いが文句を言い合うチームより、鼓舞し合うチームの方が強いって信じてる。


自分は小中高と地元のチームやそんなの強くないところでやってきたから、周りにサッカーを続けている人もほとんどいない。


でも、「大学で部活に入ってることがすごいし、関西2部のチームでやっていることもすごい」と言われることがよくある。


でも、すごいのは自分じゃなくて、チームのみんななんだよってその都度思う。


そんなみんなとだからこそ、負けてる姿は見たくないし、点とって、はしゃいで、笑顔で一日を一年を終えたい。




勝負はこれから。


自分もベンチに入って、試合に出て、チームを勝たせる。


試合に出る人も、悔しくもベンチ外になった人も、サポートしてくれるマネージャー、先生方も全員がやれることをやって同じ方向を向けば、絶対勝てる。


ぶっっっっっちぎれ大教!!!




メッセージコーナー!


みんなへ。


たくさんって呼んでくれてありがとう。


1回生の自分からは想像できないくらい、このサッカー部が心地よい場所になりました。


回生旅行も行こな。企画は任せた。


会計として、部費高いとか色々思うところはあったと思うけど、みんなが協力してくれたからこそ、赤字でつぶれることなく、来年にお金を残すことができました。


大切に使ってね。


特に1回生はいろんな雑用を任せているけど、動いてくれてありがとう。


後輩ができたときに、全部後輩に押し付けるんじゃなくて、任せるところは任せる、みんなで動くところは動けるような思いやりにあふれる集団になってくれたら嬉しいです。




この流れで家族へ(読んでるか知らんけど)


直接言うのは恥ずかしいけれど、本当に感謝してます。

週2回もある朝練の日は4時台に起きておにぎり作ってくれたり、毎日くっさい練習着洗ってくれたり、高校の時も逆に「頑張り過ぎちゃう?」って言ってくれるくらい心配してくれたり、挙げだしたらきりないけど、どんな時でも応援してくれたからこそ、ここまでサッカーも勉強も頑張り続けることができました。

見に来てくれた天皇杯の大阪大谷戦で初ゴールを見せることできてほんまよかった~。

サッカー人生、正直思うようにはいかなかったけど、結果だけじゃなく、挑戦することを褒めてくれて嬉しかった。

やばい、泣きそうじゃなくて泣いてるわ。(電車の中)

それぐらいありがとうの気持ちでいっぱいです。

来年から一人暮らしやけどちゃんと家事出来るかな。土釜で米炊けるかな。

ちょくちょく帰るからまた家族旅行行こう。

金銭面はこれからもすねかじるけど、自分のやりたいことに向かって成長し続けようと頑張ります。


(恥ずかしいから読んでも読んだって言わないでね。)




稚拙な引ブロでしたが、最後まで読んでくださってありがとうございました!


みんなばいばい!また逢う日まで!







次の引退ブログは…


4回生にもなって般教をいくつも履修しているサッカー部1の人気者

ポンコツ天然イケメンゴリラこと、園田まさよし!

鍛え上げられた競輪選手さながらの足からどんな文章が生まれるのか。(?)


お楽しみに!

ree

 
 
 

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