まず初めに日頃から大教大サッカー部を支援していただいているOB、OGの方々に感謝申し上げます。
また、保護者の方々に対しても現地での応援やSNSを通しての応援本当にありがとうございます。
皆さんのサポートのおかげでこの大教大サッカー部は活動を続ける事ができています。引き続きのご支援、応援宜しくお願いします。
神戸大学大学院進学の超優秀スーパーチーフマネージャーさーちゃんから次のブログを任されました、4回生学生コーチの岩永大生です。
何度か前の帰省中にあるおもしろ事件が起きた時、自分がすかさずツッコミ小言を言うと、父に「大生、面白くなったなあ」と言われました。
その時に自分は「こんなもんじゃないけどな」と思いました。サッカー部のみんなと毎日一緒にいたから「面白い」の基準が向上していました。
大阪の大学に来て良かったと思った瞬間でした。
サッカー部で表だけ自分のことを「大生くん面白い。最高。」と何度も言ってきます。多分いじってます。広島出身のくせに。
エピソードトークはこれくらいにして、心の内について書きます。
よろしくお願いします。
来年から私は大阪を離れ、筑波大学大学院にてサッカーコーチングを学びます。
合格通知のメールで初めて自分の合格を知り、喜びや安堵と同時に「まだ自分の夢の続きが見れる。」と思いました。
もし落ちた場合は大教の大学院に進学して高校の先生になる事に集中すると決めていました。
逆に筑波に行けたらサッカーをさらに深く学び1番の目標であるJの舞台やアンダー世代の育成に関わるために全身全霊を尽くそうと。
だからこそ合格通知を見た時は、まだ自分が夢の続きを見ることを許された気がしました。
院を目指している後輩もいるという事で院受験について少しだけ。
今年の2月頃から本格的に院の受験に向けて勉強を始めたのですが、とにかくTOEICの点が取れませんでした。1番苦戦しました。
6月頃に完治が1発目の受験で700点台を叩き出した時、「これ、才能ゲーだわ」と諦めかけました。
でも何故か諦めずにやり続けました。
別にみんなみたいに才能も無いし、頑張れないし、自分に自信が無いし、誇れるものも特に無い。何かに理由をつけて諦めるチャンスは沢山あったはずでした。
今、何でだろうと振り返るとそんな自分に自信が欲しかったからだと思います。
サッカーで経歴のない自分が指導者として説得力をつけるためにはどうすれば良いのか、常に考えてきました。だからこそB級ライセンスもGKライセンスも取得したし、今回の院受験も決意しました。
院受験は諦めなかった者勝ちです。最後まで醜く足掻いた者勝ちです。
机に向かっている時、前が見えなくて誰にも言えないくらい苦しい瞬間があるかもしれないけど、グラウンドに行けば、一緒にいると自然と笑顔になってしまう君を支えてくれる仲間がいます。大丈夫。
後輩たち頑張って。応援してます。
このような経緯で院受験を終え、合格発表が行われるまで、考えていた事があります。
それは「何のために指導者を目指すのか」ということ。
何故これほどまでに自分は少しでも上に上り詰めようとしているのか、何も考えずがむしゃらに数ヶ月間走り切ってきたので、受験が終わって初めてその事について考えました。
綺麗事なしで書くと理由は明白で、
"自分に関わってくれた人に俺のことを自慢してほしい"
これに限ります。
「そんな事のためにサッカーを利用するのか」「結局有名になりたいだけじゃね?」そう言われてもいいです。
でも自分の性格上、自分のために頑張るには限界があるんです。誰かのために頑張ろうと思えた時の方が頑張れるんです。
サッカーのことは大好きなので、サッカーを利用してるわけじゃないけど、「自分のことを自慢してもらうためにはどうすればいいだろう?」と考えたとき、最初に浮かんだのがサッカー、その中でもプレー面は飛び抜けたものが無かったけど、考えることは他の人より少しだけ好きだったので自分は選手ではなく指導者でトップを目指そうと思いました。
詳しい事は書ききれないけど、とにかくお世話になった人や関わってくれた人に自分のことを自慢して欲しいんです。
「あれ、俺の友達(後輩・先輩)だよ。すごいでしょ。」と。
ここまでじゃないけど、似たような話を家族にすると、幸せなことに「そんな事はしなくていいよ。頑張ってるだけで十分だよ。」と言ってくれます。
多分自分に子どもができた時も同じようなことを言うと思います。「健康に過ごしてくれてるだけで十分だよ。君はうちの自慢の子だよ。」と。
でもそれじゃ自分は納得できない。
この世に生まれて、幸せなことにサッカーという大好きなものを見つけて、何不自由なく続ける事ができるようにさまざまな面でサポートしてもらったからこそ、サッカーでこの世に名前を残したい。
そして家族に「この子はうちの自慢の息子なんですよ。」と言って欲しい。
大学に合格したり、院に合格したりして周りの人に、両親と一緒にいる時に横で褒められる経験を何度かしたけど、まだまだ足りない。
もっと自分のことで両親が讃えられて欲しい。そして家族からさえもすごいなこの子はと思って欲しい。
本気でそう思っています。
そして関わってくれた人にも「コイツの友達でよかったな。ラッキー。」とか思って欲しい。てか、思わせたい。無意識に思ってしまう程になりたい。なる。
それが原動力。
見る人によってはそんな不純な動機では成功するのは無理だよ。と思われるかもしれない。
それでもいいよ。
自分はこの原動力でここまで来たから。
この原動力がないとここまで頑張れなかった。
それは自分が1番わかってる。
周りからどう言われようと自分はこの原動力を中心に動き続けます。いつかみんなが自分のことを自慢してしまう日まで。
自分にはまだまだ何も無いけど超悪足掻きします。醜く。最後の最後まで。
以上心の内はここまで。
最後にメッセージコーナー!
ひろと
同じアパートにサッカー部いるやん!ラッキー!と最初は思ったけど、ひろとの家に入る事はありませんでした。悲しい。全然入れてくれなかった。
サッカーの話もいっぱいしたね。ひろとが俺に話しかけてくる時は機嫌がいい時だけだから分かりやすかったよ。
あとブログ良すぎ。俺たちへのプレッシャー考えて。文才ある。これだけ俺のブログ長くなったのひろとのせいだから。文章の長さだけは勝ちってことで。
来年から仕事頑張って。抱え込みすぎないように。
よし
同学年でポジション被ってて藤枝東から来たやついる。最悪。と最初は思ったけど、そこから1年間部活に来なかったね。
それでも怪我から復帰して自分ならプレーするのすら絶対怖くなるのに、よしは体投げ出して相手止めて。たまに試合中相手に柔道技して。まじで凄すぎ。鋼の心してる。
海外に行っても怪我せず頑張れ。心から応援してる。
しょう
俺らの中でひと味違う味出してた。
Iリーグ一緒に出たね。ポジション争いもしてた。しんどい時もあったと思うけど最後まで部活続けてくれてありがとう。
教採合格まじすごいよ。大教でさらに学んでいい先生になって。ゆうやのことよろしく。
りゅうせい
4年間特にピッチ外で大暴れでした。ブログで触れられない件が多すぎて書く事に困ります。
とにかく足が速い。そしてそれが最後まで続く。最初から出ても、後半に出てきても相手が嫌がる選手。最後はクロスがいい所に飛ぶようになってたね。
来年から仕事頑張って。私生活気をつけて。
りょうたろう
Iリーグ、全然勝てなくてしんどかったと思うのに投げ出さずに最後までやり切って。みんなそれが普通みたいにしてるけど、凄いことだと思う。中学生までの財産で時折見せるプレーまじで上手すぎた。
しんたろうと一緒に3人でリフティングしてる時間めっちゃ楽しかった。
来年から仕事頑張って。
お酒の飲み過ぎには注意してね。堅下ヘブン。
はるや
こすすぎ。こすいという言葉がここまで合う人がいるのかという程に。ピッチ内でも外でも。
でも1回生の頃から自分がTOPの試合に出るためにはって考えて行動して、「今は試合にいっぱい出る期間だから。無理に上に上がっても試合時間短くなるだけじゃん。」とか言ってた時はコイツ何言ってんだろうなと思ってたけど、実際に3回生になってからTOPの試合に出て有言実行してて計画性本当にすごいと思う。
世の中の仕組み変えるような人物になるか、世の中の理不尽に文句言って潰されて消え去るのかどちらになるのか楽しみにしてる。
持ち前のこすさで来年からも頑張って。
さーちゃん
さーちゃんが俺らの代のマネージャーで本当に良かった。さーちゃんじゃないと務まらなかったと思うよ。事件起きた時もあったけど、みんなに愛されてるのまじ才能だと思う。
4人で2年連続、遠征終わりに行ったディズニーも楽しすぎた。疲れて目死んでてごめん。
またしんたろうと3人でゴルフ行こう。もっと上手くなろ。
沖縄も行けるといいね。計画は今のところ完璧。
大学院先に合格してたのに俺にプレッシャー与えないように黙っててくれてありがとう。
しんどい時はいつでもみんなのこと頼って。
大阪帰ってきた時は遊び誘うから準備しといてね。
けんと
大教に来て最初に話した人。後期試験でみんな緊張してるのにこんな馴れ馴れしく話してくる人いるんだと思った。でもその試験で1人だけ大目立ち。全部止めてた。入る気しなかった。
入部してTOPの試合に出てもめっちゃ止めてた。ゴール前1対1の場面でもけんとならと希望を持てた。頼りになった。GKとしても主務としても。
その貫禄で仕事も頑張って。会社とか立ち上げる事になったら連絡してね。
しんたろう
感謝。大感謝。しんたろうがサッカー部にいてくれて本当に良かった。
常に周りに気を配って、周り優先で考えて、こんな人がみんなから慕われるんだろうなと思った。実際みんなに慕われてた。
みんなしんたろうのことが大好き。
商大戦でしんたろうがスタメンで試合に出るのが決定した時、涙が出るほど嬉しかった。
努力は報われるんだと思った。
実際今年初めてのTOPでの先発なのに自分に任された役割を理解してちゃんとこなしてた。
しんたろうの頑張りは誰かにパワーを与えていることをわかっておいて欲しい。特に上を向く弱い者に。
院受験ではお世話になりました。しんたろうがいたから頑張れました。一緒に勉強してくれてありがとう。お互い合格して本当に良かった。
公認会計士になってね。報告待ってる。恋愛の方もね。
北海道遊びに行くね。
だいち
ゴール決めるのなんて簡単なのかと錯覚するようなシュートセンス。フリーキックも可能性しか感じない。特にゴール前。確定演出入ってる。
結局だいちが1番ゴール決めてる。「結果で示す」の体現者。
今年の始まりはいざこざがあってめっちゃ不安だった。多分このまま仲悪くなっていくだろうなと本気で思ってた。でも納得できない部分もあったと思うけど徐々に話を聞いてくれるようになった。ありがとう。仲悪くならなくてよかった。別に最初からめっちゃ仲良いわけじゃないけど。
自分で明言すると思うから詳しくは言わないけど、だいちの決断を聞いて嬉しかった。
これからも結果で示し続けて。
ゆうや
学部でも部活でもお世話になりました。
授業の最終日に成績に大きく関わるテストあるの完全に忘れてた時、ゆうやの電話に救われたの今でも覚えてる。俺のフル単を助けてくれてありがとう。
最初は一緒のカテゴリーだったのに気がつけばTOPの試合でゴール決めてて、逆転ストーリー見てるの悔しかったけど嬉しかった。かなとがいない時もみんなが見て見ぬ振りすること、見過ごさず指摘してチームを締めて、ダメな事はダメってちゃんと言えるの本当に尊敬する。
いつもチームの盛り上げ役でみんなのこと考えてるゆうやは絶対いい先生になる。俺が保証する。
かなと
1回生の時、関西1部の迫力にスタンドから口開いて見ることしかできない俺たちの目の前で、綺麗な天然芝のJグリーンのS1で同級生が1年生とは思えないプレーしてた。
こいつと同期だ。大教に来て良かったと思った。
こんなやつがプロになるんだろうと思った。真面目で、練習で手を抜かないし、自分にも仲間にも厳しい。みんなが帰ってもずっとグラウンドでボール蹴ってる。
初めてこの人の方が俺よりサッカーを好きだと思った。
学生コーチになった時、2年間の目標を立てた。
「叶都をプロにする」
めっちゃ勘違い野郎って事をわかった上で。
これだけは叶えようと。
誰にも言ったことない。
かなとにサッカー教えることなんてできないし、こんな奴にサッカーの事言われるの嫌だと思ったから、とにかくチーム全体のレベルを上げることに取り組もうと思った。
チームが上に行けばかなとが誰かに見つけてもらう可能性が上がると思ったから。去年も今年も。
でも結果が付いてこなかった。今年の前期前半はいけると思った。でも前期終盤から負けが続いて、これ以上負けると昇格が難しくなる後期1節、天理のグラウンドで負けた時、かなとが最後の集合で泣いた。
申し訳なかった。
かなとのレベルにみんながついていけなかったから。
自分の無力さを感じさせられた。口だけやん俺。やってる気になってただけ。頑張ってるつもりになってただけ。少しの力にさえなれなかった。
謝られても困ると思うけど、ごめんなさい。学生コーチという立場でありながら微力な力にすらなれず本当に申し訳ない。
かなとがキャプテンでよかった。心からそう思います。プレーで示せて仲間に頼られる。これ以上ないキャプテンでした。
大切な時期に怪我をして1番しんどいのにチームにそれが伝染しないようにしている姿を見て、これが大学サッカーのキャプテン、そしていずれプロになる選手の器なのだと感じさせられました。一緒のグラウンドで共にサッカーができた事、本当に良い経験をさせてもらいました。なるべく早くプロのピッチでまた自分たちを驚かせて。ユニフォーム買います。サイン書いて。
3回生
こいつら1個下なのに何も仕事しないやん。サボってばっかり。最初はそんな印象。でも3回生になったくらいからやっと自覚芽生えてきて、少しずつ率先して動いてくれる人が増えて、成長を感じた。
サッカー的に言ったら多分1番力のある学年だと思う。今年も多くの選手がTOPチームで活躍してくれた。でも脆さも1番ある。一瞬で崩れる危うさがある。それは例えば結果が出ないとき表面化するかもしれない。
そういう時にみんなの成長が試されると思う。
とにかく自信を持って。可能性はあると思うよ。自分たちから崩れることがないように共に支え合って。ちーちゃんもみなみちゃんも一緒に。
俺たちの悔しさの分まで託します。あとは頼んだ。
2回生
3回生とは違い、正直当初は全然期待されてなかったように思う。ハズレ年やん、と。
でも結局何人もの選手がTOPチームで試合に出てる。成長世代。みんなめっちゃ成長してる。
たか中心に真面目で真剣に練習に取り組む姿勢があるからこそだと思う。当たり前のようだけどすごく大切。そういう選手が多いと練習の質も上がる。それが結果に繋がっていくと思う。
まだTOPに絡んでないけど、殻を破ったら一気に成長しそうだなって選手が何人もいる。リスクを恐れずチャレンジして。
リス管も大事だけど。
1回生
武器を持った選手が多い。
そしてそれを自分自身ですでに理解している選手が多くいる。声とか細かいドリブルとかキープ力とか後ろからの長短のパスとか試合全体が見えてるところとか。
1回生ながら多くの選手が今年のTOPの試合に絡んだからこそ、その強度で自分の武器をどう発揮するのか、意地にならず、柔軟に考えて欲しい。適応して、誰にも止められなくなるくらい武器を磨いて。キラキラになるまで。
両親、家族
何不自由なく大学4年間もサッカーをやらせてもらってありがとうございました。
ふと、自分はとても愛されているんだなと感じる瞬間があります。
例えば、両親2人のLINEのアイコンが自分の写真であること。山口という遠い地からわざわざ車で、自分の息子が確実に出ないとわかっている試合を見に来てくれること。
挙げるとキリがないほど自分は大切にされているんだなと感じます。
いつも本当にありがとうございます。そしてもう少しだけお世話になります。
好きな事をこんなにやらせてもらえて本当に自分は幸せ者だと思います。この家族のもとに生まれて本当に良かった。
上にも書いたけど必ず恩返しします。何百倍にもして。楽しみにしておいてください。
うわー、めっちゃ長い気がする。
多分ここまで読んでるの両親とけいじろう、たくみ、たか、さーちゃん、よし、しんたろうくらいやな。ワンチャンかいきとつぎだい。他のみんなは多分序盤で挫折してる。旺と大智、あいまんなんか開いてすらない。
かいき何かメモしたら教えてな。いい感じのフレーズっぽいの何個か入れといたから。
他にここまで読んでくれた人いたら教えて。めっちゃ喜ぶ。
でも、こんなに書いても4年間の思い出語りきれないか。それくらい濃い4年間だったなー。まじでサッカー部中心。サッカー部とほぼ毎日一緒にいた。
しんどい時もあったけど、とにかく楽しかった。
この大学来てよかった!もう引退か!早いな!みんながいてくれるならあと10年くらいいたいくらい!みんなと離れるの悲しいなー。余裕で涙出る!多分最後の大教杯泣く!先言っとく!
先生方、先輩の方々、後輩、そして何より同期のみんな、岩永大生という人間に関わっていただき本当にありがとうございました。
皆さんがいたおかげで4年間を通して成長する事ができました。
またどこかでお会いできることを楽しみにしています。
お世話になりました。
続いてのブログは我らが守護神、全ハラスメントを網羅する野生のドンペン兼オールバック大佐です。
去年の20分くらいで作ったであろうブログからどんな成長が見られるのかとても楽しみですね。
そろそろ荷造りしないと。
筑波大学大学院に行ってきます。
Comments